忘却バッテリーは「つまらない」と言われることがある。ギャグの温度が合わない人には合わないからだ。だが結論から言えば、銀魂のノリが好きなら沼にハマる作品だ。
みかわ絵子原作、少年ジャンプ+で2018年から隔週木曜更新で連載中。既刊23巻(2026年1月時点)、ジャンプ+アプリ内累計閲覧数4億超え。2024年4月〜7月にMAPPA制作でアニメ第1期が放送され、第66回日本レコード大賞を受賞したMrs. GREEN APPLE「ライラック」がOPテーマだ。記憶を失った天才キャッチャーと天才ピッチャーが弱小校で再び野球を始める——ギャグ×シリアス×野球の三層構造が唯一無二の作品だ。
中学2年の野球部で心を折られた経験がある俺でも楽しめた——その理由がこの作品の本質に繋がっている。王道野球漫画ではトラウマが発動する人間でも、忘却バッテリーは違う角度から野球を描いてくれる。
忘却バッテリーは「野球漫画」のジャンルから一歩はみ出した、ギャグ×シリアス×野球トラウマ救済の三層構造を持つ唯一無二の作品だ——だから王道に挫折した人間にこそ刺さる。
⚠️ ネタバレ注意:以下、漫画『忘却バッテリー』本誌・単行本23巻時点までのネタバレ(要圭の記憶喪失の真相・各キャラの過去・主要試合の結末・甲子園決勝戦の展開)を含みます。アニメ第1期(2024年4月〜7月放送)以降の展開も含めて整理しているため、原作・アニメ未読の方はご注意ください。
| 📖 『忘却バッテリー』作品データ | |
|---|---|
| 作者 | みかわ絵子(前作『ブタイゼミ』)/試合制作:高嶋栄充 |
| 連載 | 少年ジャンプ+(集英社)2018年4月26日〜(隔週木曜更新)/連載中 |
| 既刊 / 連載状況 | 既刊23巻(2026年1月5日発売)/少年ジャンプ+アプリ内 累計閲覧数4億超え |
| 主要キャラ | 要圭(智将キャッチャー・記憶喪失)/清峰葉流火(剛腕ピッチャー)/千早瞬平/藤堂葵/山田太郎 |
| アニメ第1期 | 2024年4月9日〜7月2日(テレビ東京系・AT-X)/全12話/Prime Video最速配信/制作:MAPPA/監督:中園真登/シリーズ構成:横手美智子/キャラクターデザイン:長谷川ひとみ |
| アニメ第2期 | 2027年放送決定(2025年12月20日発表)/MAPPA継続/ティザービジュアル公開済み/2026年4月:放送2周年記念二遊間特番/2026年夏:第1期振り返り上映会リレー/2026年秋:第2期キックオフイベント |
| 主題歌 | OP:Mrs. GREEN APPLE「ライラック」(第66回日本レコード大賞受賞・YouTube MV再生数1億回超え)/ED:マカロニえんぴつ「忘レナ唄」 |
| 主要キャスト | 要圭:宮野真守/清峰葉流火:増田俊樹/千早瞬平:島﨑信長/藤堂葵:阿座上洋平/山田太郎:梶裕貴/土屋和季:山谷祥生/国都英一郎:大塚剛央/巻田広伸:石井マーク/桐島秋斗:河西健吾 |
忘却バッテリーのあらすじ|記憶喪失でアホになった天才キャッチャーの話
忘却バッテリーは、みかわ絵子による少年ジャンプ+連載の野球漫画だ。あらすじを一言で言えば「中学時代に無双していた天才バッテリーが、片方の記憶喪失によってゼロからやり直す話」になる。野球から逃げた天才たちが偶然、野球部すらない都立小手指高校で再会するという「逃げた先での再会」が物語の骨格だ。
主要キャラクター——9人の天才と凡人
主人公・要圭(声:宮野真守)は、かつて「智将」と呼ばれた天才キャッチャー。だが記憶を失い、完全なアホになった状態で都立の弱小校・小手指高校に入学する。宮野真守のキャスティングがこの作品の空気を決定づけている。アホ状態の演技と智将モードの切り替えが凄まじい。
相棒の清峰葉流火(声:増田俊樹)は完全無欠の天才ピッチャーだ。中学時代に全国の打者を震え上がらせた男だが、要圭の記憶喪失後は一人で野球を続けていた。感情表現が乏しく淡々としているが、要圭への執着は異常なほど強い。増田俊樹のクールな演技がハマり役だ。
千早瞬平(声:島﨑信長)は要圭の記憶喪失の真実を知る元チームメイトで、物語の語り部的な存在。小柄だが俊足と理論派のプレースタイルで、チームの頭脳として機能する。斜に構えた性格だが、野球への未練を捨てきれずに小手指に来た。
藤堂葵(声:阿座上洋平)は、中学時代に要と清峰のバッテリーに完膚なきまでに叩き潰され、野球を諦めかけた元エース。「野球は時間の無駄」と言いながらも本心では野球を捨てられない男だ。藤堂の挫折と再起のドラマは、忘却バッテリーの中でも特に重い感情を読者に残す。
山田太郎(声:梶裕貴)は部内一の常識人でツッコミ役。派手さはないが堅実なプレーとチームメイトからの信頼が厚い。脳内ツッコミのキレが凄く、ボケ倒しが続く小手指野球部の中で唯一「読者の目線」を担保するキャラクターだ。
桐島秋斗(声:河西健吾)は私立氷河高校のエースで、多彩な変化球を持つ左腕。土屋和季(声:山谷祥生)は気弱だが俊足の中堅手で、体育会系の空気に馴染めず野球を辞めた過去を持つ二次元オタクだ。国都英一郎(声:大塚剛央)と巻田広伸(声:石井マーク)も含めれば、登場人物全員が「野球から離れた何らかの理由」を背負っている——それがこの作品の共通言語になっている。

キャラ全員に過去のドラマがあるから、誰かしらに感情移入できるんだよね。
「記憶を失う」という設定の面白さ
この作品の最大の仕掛けは「天才が記憶を失ってアホになる」という設定だ。普通の野球漫画なら、主人公は才能を磨いて成長していく。だが忘却バッテリーは逆——かつての才能を忘れた状態から始まる。
記憶を失った天才が再び野球と向き合う——このギャップが核心だ。
アホ状態の要圭は純粋に野球を楽しんでいる。だが周囲は、彼がかつて「智将」だったことを知っている。この温度差がギャグにもなるしシリアスにもなる。記憶が戻るのか、戻らないのか——その緊張感が物語全体を貫いている。要圭の中で「智将モード」と「アホモード」がどのように切り替わるか、何がトリガーになるか、そして失った記憶の核心に何があるのか——この三段階の謎が物語を駆動している。
なぜ全員が同じ弱小校に集まったのか——「偶然」の設計
忘却バッテリーの最大の謎は、なぜ中学時代の天才たちが全員、野球部すらない都立小手指高校に集まったのかだ。要圭と清峰は記憶喪失の事情で弱小校に来た。だが藤堂も千早も山田も、それぞれ別の理由で「野球から逃げるため」にこの高校を選んでいる。
全員が野球を避けて入った高校で、全員が再び野球と向き合うことになる。この「偶然」が物語の推進力であり、各キャラの挫折エピソードに深みを与えている。藤堂は清峰に打ち砕かれたトラウマ、千早は自分の体格的限界への絶望、山田は中学最強バッテリーに心を折られた経験——全員が「逃げた先」で再会する皮肉が、この作品の骨格だ。
野球から逃げた全員が同じ場所に集まった——この「偶然」が運命に変わる瞬間がこの作品の最大の魅力だ。
主題歌「ライラック」が刺さる理由——Mrs. GREEN APPLEが描いた「才能に恵まれなかった側」
OPのMrs. GREEN APPLE「ライラック」は2024年12月、第66回日本レコード大賞を受賞した。YouTube MV再生数も1億回を超え、忘却バッテリーのために書き下ろされた楽曲としては破格の評価を受けている。
この曲が刺さるのは、忘却バッテリーが「才能に恵まれなかった側」にもスポットライトを当てる作品だからだ。清峰は天才だが、要圭は努力と理論で天才に並んだ男だ。千早は体格に恵まれなかった。山田は凡人の中の凡人だ。Mrs. GREEN APPLEの大森元貴は楽曲制作にあたり「眩しい青春。の裏には必ず長く伸びてる影がある」とコメントしており、その「眩しさと影」の両面を描く作品の本質と楽曲が完全に呼応している。
EDのマカロニえんぴつ「忘レナ唄」も、記憶をテーマにした楽曲として作品の余韻を残す。OPで走り出し、EDで振り返る——この構成が1話ごとの視聴体験を完成させている。マカロニえんぴつのはっとりは「忘却バッテリーは野球ファンのみならず、かけがえのない一瞬を追う者に強く刺さる素敵な作品」と作品評を寄せており、楽曲とアニメの一体感が初放送時から徹底されていた。
忘却バッテリーはつまらない?|合わない人の理由と銀魂好きへの推薦
「カッコウの許嫁 つまらない」「彼女お借りします つまらない」のように、人気作品ほど「つまらない」と検索される宿命がある。忘却バッテリーも例外ではない。だが「つまらない」と言われる理由を分解すると、全て「ギャグの温度感」と「序盤の試合描写の少なさ」に集約される——ストーリーや設計の弱さではない。
| ⚠️ 「忘却バッテリー つまらない」と言われる4つの理由 | ||
|---|---|---|
| 理由 | 具体的な内容 | 裏返した時の魅力 |
| ①ギャグのテンションが高すぎる | 序盤は宮野真守のアホ演技も相まってとにかくうるさい | 銀魂ファンには逆にハマるテンション設計 |
| ②序盤に試合描写が少ない | 「いつ試合するんだ」と感じやすい | キャラクター造形に時間をかけている設計 |
| ③キャラのノリが合わない | ボケとツッコミの応酬が肌に合わないと辛い | 合う人には究極のリピート視聴体験 |
| ④シリアスとギャグの温度差 | ふざけていたかと思えば急に重い過去が描かれる | 温度差自体がこの作品の独自構造 |
つまらないと言われる4つの理由を分解する
忘却バッテリーが「つまらない」と言われる理由は、俺が見る限り4つある。1つ目は、ギャグのテンションが高すぎること。宮野真守の演技も相まって、序盤はとにかくうるさい。名言級のセリフも多いが、それ以上にボケ倒しのシーンが続く。
2つ目は、序盤に野球の試合描写が少ないこと。野球漫画を期待して読み始めた人ほど、「いつ試合するんだ」と感じやすい。だがこの序盤の遅さは、各キャラの過去と挫折を丁寧に描くための「助走」として機能している。試合シーンが本格化する中盤以降、序盤に積んだキャラクターの厚みが一気に効いてくる。
3つ目は、キャラのノリが合わないとそもそも読み進められないこと。ボケとツッコミの応酬が基本構造なので、この笑いのテンポが肌に合わない人には辛い。4つ目は、シリアスとギャグの温度差が激しいこと。ふざけていたかと思えば急に重い過去が描かれる。
「つまらない」の理由は全てギャグの温度感の問題だ。ストーリーや設定が弱いわけじゃない。合う合わないは完全に「笑いのツボ」で決まる作品だ。なお、アニメの作画についてはMAPPA制作で安定しているが、原作の画力と比較すると物足りないという声もある。ただし作画の問題よりも、ギャグの温度感が合うかどうかの方がこの作品の評価を大きく左右する。
でも銀魂好きには刺さる——正直なターゲティング
俺は中学2年の野球部で心を折られた過去がある。王道野球漫画は正直キツい。それでもこの野球ギャグ漫画は楽しめた。銀魂が好きな人は楽しめる作品だと思う。宮野真守の演技によるボケとツッコミがハマり役で、銀魂の杉田智和に通じる「声優の力でギャグが数段面白くなる」現象が起きている。
銀魂のノリが好きで野球漫画も好きなら、この作品は沼だ。逆に、王道スポ根を期待している人には序盤がノイズに感じるかもしれない。ただ、序盤の20話前後を耐えてキメラアント編、いや藤堂や千早の過去エピソードまで進めば、忘却バッテリーは間違いなく「最後まで離せない作品」になる。

宮野真守のアホ演技は銀魂の銀さんに匹敵するレベル。声優の力でギャグの破壊力が倍増してる。
忘却バッテリー 打ち切り理由の真相|連載は続いているのか
「忘却バッテリー 打ち切り」「忘却バッテリー 打ち切り理由」で検索する人がいるが、結論から言う。打ち切りではない。2026年現在、少年ジャンプ+で連載中であり、2027年にはアニメ第2期も決定している。
📌 「打ち切りではない」を裏付ける客観的データ4点:①既刊23巻(2026年1月5日発売)/少年ジャンプ+で連載中、②ジャンプ+アプリ内 累計閲覧数4億超え(2025年12月時点)、③OP「ライラック」が第66回日本レコード大賞受賞・YouTube MV再生数1億回超え、④アニメ第2期2027年放送決定(MAPPA継続・2025年12月20日発表)。これだけの実績が揃っている作品を「打ち切り」と表記するサイトは信頼性を疑った方がいい。
「打ち切り」と言われる5つの理由
「打ち切り」という情報は誤りで——少年ジャンプ+で連載は続いており、2027年にはアニメ2期も正式決定している。打ち切り説が広まった背景は主に5つある。
1つ目は、作者・みかわ絵子の前作『ブタイゼミ』が短期で連載を終えていること。みかわ自身は前作後のインタビューで「読者の母数が多いジャンルに挑みたい」と野球漫画への転身理由を語っているが、前作経験のあるファンからは「次も短期で終わるのでは」という不安があった。
2つ目は、忘却バッテリーが隔週連載であること。ジャンプ+は毎週更新の作品が多い中で、忘却バッテリーは隔週木曜更新だ。見るタイミングによっては掲載がないため「もう終わった?」と勘違いされやすい。単行本の発売ペースも数ヶ月に1冊と一般的な月刊ペースより遅めだ。
3つ目は、2024年初頭にかけて掲載がない週が続いた時期があったこと。隔週連載に加えて作画調整のための休載が重なったことで「連載終了では?」という誤解がさらに広まった。だがアニメ第1期が2024年4月から放送開始したタイミングと重なっており、原作と並行制作の負荷が背景にあったと推察される。
4つ目は、ジャンプの野球漫画は打ち切りが多いというジンクスだ。『ROOKIES』『キャプテン』など古い名作はあるものの、近年のジャンプでは野球漫画で長期連載に成功した作品が極めて少ない。忘却バッテリーもこのジンクスに当てはめて心配する声があった。だが本作は週刊少年ジャンプ本誌ではなく「少年ジャンプ+」連載——本誌のジンクスは関係ない。
5つ目は、そもそも忘却バッテリーが他社で連載企画が通らなかった過去があること。みかわ自身がインタビューで明かしているとおり、前作の連載終了後に持ち込んだ他社では企画が通らなかった。それをそのまま連載にGOサインを出したのがジャンプ+編集部だった。他社で没になった作品だから早期に終わるのでは——という声が一部にあった。
だが実際には、忘却バッテリーは少年ジャンプ+の看板作品の一つだ。休載は作者の制作スケジュールによるもので、人気低迷による打ち切りとは一切関係がない。アプリ内累計閲覧数4億回・第1期放送・第2期決定という事実が、その証明になっている。
現在の連載状況・アニメ第2期情報
2026年現在、忘却バッテリーは少年ジャンプ+で連載中だ。単行本は既刊23巻、ジャンプ+での累計閲覧数は4億を超えている。数字だけ見ても、打ち切りとは無縁の作品であることがわかる。原作では現在、甲子園を懸けた西東京大会・決勝戦(小手指 vs 氷河高校)の山場を迎えており、エース桐島のトリッキーな投球と清峰の剛球が交錯する重厚な試合展開が描かれている。
アニメ第2期は2027年の放送が正式に決定している。2025年12月20日に公式発表があり、ティザービジュアルも公開済み。制作は第1期に引き続きMAPPAが担当し、増田俊樹・宮野真守・阿座上洋平・島﨑信長・梶裕貴らによる新規録り下ろしボイスを使用した解禁映像も同時公開された。
第2期に向けた「忘却イベントプロジェクト」も始動しており、2026年4月にTVアニメ放送2周年記念二遊間特番、2026年夏に第1期振り返り上映会リレー、2026年秋に第2期キックオフイベントが予定されている。最新情報はアニメ公式サイト(boukyaku-battery.com)で確認してほしい。
連載が継続していて2期も決まっているなら、打ち切り説を信じる必要はない。

累計4億閲覧で2期も決まってるのに打ち切りとか言われてたのか。ネットの噂って怖えな。
忘却バッテリーが俺に刺さった理由|野球トラウマがある人間でも楽しめる理由
俺は中学2年から2年ほど不登校だった。きっかけの一つが野球部での経験だ。だから普通の野球漫画は今でも刺さりすぎる。だが忘却バッテリーは違った——その理由を整理する。
「王道野球漫画はトラウマが発動する」という体験
俺の世代の王道野球漫画といえば『メジャー』だ。あの作品を観ると、中学2年の野球部で味わった辛い記憶が蘇ることがある。上級生・下級生関係なく、仲の良かった連れでさえも、明らかに度を超えた球当てに近いレベルでボコボコにされそうになった。やられたこと以外にも、自分の弱さに挫折した。
だが忘却バッテリーは角度が全然違った。王道野球漫画はトラウマが発動する。忘却バッテリーは発動しない。この作品は野球を題材にしながら、ギャグの比率が異常に高い。努力・友情・勝利の「ザ・少年漫画」的な圧が薄い。だから余計な記憶を呼び起こさない。野球漫画でありながら、野球のトラウマに触れない構造になっている。
逆説的に言えば、忘却バッテリーは「野球漫画の王道に挫折した人間」を救う作品だ。要圭が記憶を失ってアホになっているからこそ、読者の側も「正しい野球部員のあるべき姿」というプレッシャーから解放される。藤堂も千早も山田も、全員が「野球から逃げた経験」を持っているからこそ、読者の中にある「野球で傷ついた経験」を否定しない。

メジャーは名作だ。だが俺には刺さりすぎる。忘却バッテリーはちょうどいい距離感で野球を描いてくれる。
「記憶を失う」テーマと「忘れたい記憶」の接続
要圭は記憶を失うことで、かつての苦しみから解放された。智将として背負っていた重圧、野球の辛さ——全部忘れてアホになった。その姿を見て、俺は少し救われた気がした。
俺にも忘れたい記憶がある。野球部でのあの経験は、今でもふとした瞬間に蘇る。要圭の「忘却」は物語の設定だが、忘れることで楽になれるという感覚は俺にとってリアルだった。フィクションのキャラクターの記憶喪失が、現実の俺の記憶整理にも作用する——そんな読書体験はそう多くない。
💡 37歳フリーランスにとっての「忘却」というテーマ:30代後半になって、過去の挫折経験との距離感が変わってきた。中学の野球部の記憶も、20代の派手な転落も、家業に戻って再起した過程も——全てが今の自分を形作った。だが「忘れる」という選択肢があってもいい、と教えてくれたのが要圭だ。智将時代の重圧から解放されてアホになった要圭が、純粋に野球を楽しんでいる姿を見て、俺は「過去を全部抱え続けなくていい」と思えるようになった。漫画キャラに人生観をアップデートしてもらえるのは、ハンターハンターの鶴見中尉以来かもしれない。
「記憶を失う」テーマの軽さが、俺の野球トラウマを刺激しなかった理由かもしれない。
よくある質問(FAQ)
- Q 忘却バッテリーは打ち切りになりましたか?
- 打ち切りにはなっていません。2026年現在、少年ジャンプ+で連載中です。前作『ブタイゼミ』が短期で終わったことや2024年の休載期間が誤解を生みましたが、忘却バッテリー自体は既刊23巻・累計閲覧数4億超えの人気作品として連載が続いており、アニメ第2期も2027年放送決定済みです。
- Q 忘却バッテリーで記憶は戻りますか?
- 要圭の記憶は物語の中で段階的に変化していきます。序盤で一度記憶が戻る展開がありますが、その後再びアホの状態に戻ります。物語が進むにつれて記憶に関する真相が明らかになり、要圭の内面に深く踏み込んだ展開が描かれます。詳細はネタバレになるため、ぜひ本編で確認してください。
- Q 忘却バッテリーの2期はありますか?
- アニメ第2期は2027年の放送が正式に決定しています。2025年12月20日に公式発表があり、ティザービジュアルも公開済みです。制作は第1期に引き続きMAPPAが担当し、放送に向けて2026年4月の二遊間特番・2026年夏の第1期振り返り上映会・2026年秋のキックオフイベントが順次予定されています。最新情報はアニメ公式サイトで確認してください。
- Q 忘却バッテリーの主題歌は何ですか?
- アニメ第1期のオープニング主題歌はMrs. GREEN APPLEの「ライラック」、エンディング主題歌はマカロニえんぴつの「忘レナ唄」です。「ライラック」は第66回日本レコード大賞を受賞し、YouTube MV再生数も1億回を突破した2024年を代表する楽曲となりました。どちらも作品の世界観に合った楽曲として高い評価を受けています。
- Q 忘却バッテリーはどこで観られますか?
- アニメ第1期は主要配信サービスで視聴可能です。Amazonプライムビデオは月額600円で30日間無料体験あり(プライム未体験者向け)、U-NEXTは初回31日間無料体験+600ポイント付与で全話視聴可能。原作漫画は少年ジャンプ+(集英社)で連載中で、アプリやWebサイトから読めます。第1巻〜第23巻の単行本はコミック.jpの30日間無料お試し+初回特典1,350ポイント付与で実質2巻無料で読めます(書籍1冊500〜700ポイント前後)。
- Q 忘却バッテリーの要圭はなぜ記憶喪失になったのですか?
- 物語の核心に関わるネタバレのため詳細は控えますが、要圭の記憶喪失は単なる事故ではなく、中学時代の精神的な負荷と深く関わっています。「智将」として背負っていた重圧が限界を超えた結果として描かれており、物語が進むにつれてその真相が段階的に明かされます。
- Q 忘却バッテリーは無料で読めますか?
- 連載している少年ジャンプ+で最新話まで無料で読めます。ただし過去の話は1話ごとに1回限りの無料閲覧で、読み直しはできません。繰り返し読みたい場合は単行本の購入がおすすめです。コミック.jpの30日間無料お試し+初回特典1,350ポイントを使えば、単行本を実質2巻無料で読めます。
- Q 忘却バッテリーの名言は?
- 清峰が要圭に向ける言葉、智将モード復活時の要圭の台詞、藤堂が野球への未練を吐露する場面など、ギャグとシリアスの切り替わりの瞬間に名言が集中しています。要圭の「俺は記憶がないだけで、野球は楽しいぞ」もファンに人気が高い言葉です。詳細な引用は本編・公式での確認を推奨します。
まとめ|野球で傷ついた人間にも楽しめる野球漫画がある
忘却バッテリーは、打ち切りでもなければ、つまらない作品でもない。少年ジャンプ+で連載中、累計閲覧数4億超え、アニメ第2期も2027年に放送が決定している。ネット上の打ち切り説は、前作の事情や2024年初頭の休載から生まれた誤解だ。
「つまらない」と感じる人がいるのは事実だが、その原因はギャグの温度感にある。銀魂のような笑いが好きなら、むしろドンピシャでハマる作品だ。宮野真守のアホ演技は一度観たら忘れられない。OPの第66回日本レコード大賞受賞、EDのマカロニえんぴつの哀愁、そして全12話で描かれる第1期の駆け抜け感——アニメ単体としても、2024年の話題作の一角を占めるクオリティを備えている。
野球で傷ついた経験がある人間にも楽しめる野球漫画がある。忘却バッテリーはそういう作品だ。ギャグの角度が王道と全然違うから、余計な記憶が発動しない。要圭が記憶を失って笑いながら野球をやっている姿に、俺は救われた。忘れることは弱さじゃない——この作品はそう教えてくれる。
2027年の第2期放送までには、原作で甲子園を懸けた決勝戦の決着がついているはずだ。アニメで第1期を観終わった人も、原作で第2期の先取りをしたい人も、忘却バッテリーには「次の楽しみ方」が用意されている。銀魂系のノリが好きなら、まず一話だけ観てみてほしい——あとは沼が引き受けてくれる。

野球に嫌な思い出がある人にこそ観てほしい作品だね。笑って観られる野球漫画って貴重だよ。



コメント